「鍼灸学の次代展望・経験から学び、持続可能なエビデンスをつむぐ」
との、テーマで開催された今大会では、多くの著名な先生方などのディスカッションや研究発表、症例報告、セミナーなどが開催され、大変賑わっていました。お世話になった先生や、お会いしたかった先生方にもご挨拶が出来て大変光栄でした。
私は、COVID-19関連領域、「コロナワクチン接種後の肩関節可動域制限に対する鍼治療の一症例」について口演発表を行いました。
朝早くからの発表でしたが、多くの方にご清聴頂き、誠にありがとうございました。久しぶりの学会発表で少し緊張もありましたが、とても楽しく発表が出来ました。
今回は、COVID-19関連領域での発表という事で・・・
ワクチン接種も進み、「5類に引き下げられた」との声を聞き、なんとなく安心した感がありますが、「5類」には季節性インフルエンザやRSウイルス感染症、後天性免疫不全症候群(エイズ)、風疹、麻疹(はしか)、水痘(みずぼうそう)、手足口病などが指定されていて、安易に楽観視できるものではないと思います。
新型コロナワクチン接種による副反応として、注射した部分の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、換気、発熱等の報告がありますが、ある程度経過してからの症状(後遺症)などについては、まだまだ疫学的な報告は少ない状況だと思いますし、これからの更なる報告に期待したいと思います。
今回の発表では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連した症状やワクチン接種による副反応や後遺症などに対して、今後、鍼灸では何が出来るのか? 理学療法士や鍼灸師の立場からどんなことが必要なのか?などといった事を考えていく上で、私自身とても良い機会となりました。
貴重なご意見などお話しをお伺いした先生方にもこの場を借りて、改めましてお礼申し上げます。 また発表に際しまして、懇切丁寧なご指導、ご協力を頂きました恩師・福田先生には、心より厚くお礼申し上げます。
抄録
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